まどろみ消えて 朝もやに射す
冷たい光
静かな風と 一羽の鳥が
環の中へ溶けゆく
 
色褪せてしまう 世界ならば
孤独のままに
帰る場所も ないのに
風はどこへと誘うの
 
深い森から 聞こえる声は
もう届かずに
足取り重く 歩み続ける
この風をたよりに